プリキュアオールスターズNew Stage

先週見て参りました。
もうボロ泣きです。
いやあ今回のメインキャラの坂上あゆみちゃんが切なくてもうね…
と言う事でネタバレ込みで感想書きます。
あゆみちゃんは徹底的にプリキュアになる女の子達と対比するように「普通の女の子」として描かれるのですよ。
ほとんどのプリキュアの住まいは一軒家なのにあゆみちゃんはオートロック付きの集合住宅住まい(他はゆりさんだけ)、
大体プリキュアの両親はお菓子屋さんと洋服屋さんとか夢のある仕事してるのに(参照サイト:http://rakusyasa.blog41.fc2.com/blog-entry-2500.html)
あゆみちゃんは(おそらく)パパがサラリーマンでママは専業主婦、
更にあゆみちゃんはパパの仕事の関係で神奈川県横浜市に引越してきたわけですが、プリキュアで転校初日といえば、
今後のパートナーになるプリキュアが積極的に絡んでくれるんですがそういうのも無い。
「ああこの子にはエリカやあかねちゃんみたいな子はいないんだ…」
そんな事を思ってこの時点ですでに目頭が熱くなります。
そしてこれまでのプリキュアになる子は転校初日のあと自分の国を救ってくれ的な事を言う小動物とのステキな出会いがあるわけですが、
そこはあゆみちゃんにも小動物との出会いがあります。
プリキュアオールスターズ第1作で横浜市一帯を壊滅させた怪物フュージョン(の分身)と。
映画冒頭でプリキュア一同と大バトルの後、総攻撃を受けたフュージョンは身体を爆散させ横浜近辺に潜伏しているという描写があるので
映画を見ているちびっこにもこのあゆみちゃんに接近する物体がどんだけ危険かはわかってるわけですよ(映画の中盤でホラー描写もあります。寄生獣思い出しました。)
だけどまだ友達が出来ないあゆみちゃんはその小動物に「フーちゃん」と名付け一緒にウインドウショッピングしたり、
一緒にWiiみたいなテレビゲームをやったりするんですよ。
だけどそのWiiも「ゲームは一日一時間でしょ」とママに強制的に電源を切られてしまう。
あゆみちゃんも「データが消えちゃったじゃない!」と怒って家を飛び出してしまう。
フーちゃん以外誰も私をわかってくれない…あゆみちゃんの孤独感が高まります。
もうここで涙腺が決壊。絶対ハッピーエンド無理だよ!
ちなみにこれまでプリキュアになった子でテレビゲームやった子は一人もいないかったはずで、
テレビゲーム自体プリキュアで描写があったのはハトプリの夏休み宿題回の冒頭でちびっこ達がやってたくらいだったような…?
そんな中であゆみちゃんはフュージョンの分身を探すスイプリ、スマプリチームに偶然出会うんですが、
仲の良いスマプリ5人を見てうらやましいような寂しいような気持ちに気持ちになってしまい一言、
「なんで私だけ…」
その言葉にフーちゃんが反応、あゆみを悲しませる奴は許さないと戦闘フォームに変身!
即座にスマプリも変身!
即バトル!
あゆみちゃんの大切な友達がプリキュアにボコボコにーーー!!(俺の心の声)
これで大体映画の半分、この後怒涛の展開となりフーちゃんがどんどん事態を悪化させていくのですが、
あゆみちゃんは原因は私にある、何とかしたいと思うも無力感に嘆きます。
「私はプリキュアみたいに強くない…」
そこでキュアミューズがいい事を言います。
「私達は強いからプリキュアになったんじゃない、守りたいものがあるからプリキュアになった」と。
そしてクライマックスに突入、その果てに「普通の女の子」あゆみちゃんはキュアミューズの言葉を体現し「プリキュア」キュアエコーに…
…まあ当然のように自分も号泣。心の中でキュアデコルライト大車輪でした。
なお最後の最後でキュアハッピーがスマプリ劇中でよく使われる「ハッピーエンド」という言葉を使うのですが
それが本当に決まるセリフで、スマプリはこの為に存在すると言って良いのではと思うレベルでした。
「女の子は誰でもプリキュアになれる」
とは今回の映画のキャッチコピーですが、見る前は正直「ふーん」って感じだったんですが、
この言葉を製作スタッフのの方々が真摯に考えたとしか思えない大傑作でした。オススメです!

ちなみに熱心なファンの間ですでに大激論になってるであろう初代~5GoGoの扱い問題ですが・・・
確かにのぞみやりんちゃんの声が聞けないのは非常に寂しい!
「ちょっと待ったー!」とか一言でいいから何か喋ってほしかったのはある!
ですが梅澤プロデューサー氏も↓みたいな事をおっしゃってますし、
http://www.excite.co.jp/News/reviewmov/20120323/E1332429716936.html?_p=3
まあ今後の展開に期待、という感じかな~、と…。
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